酔いどれ日記

 進捗のしの字もないGWが終わり、平日が帰ってきた。結局平日の方が進捗を産めるし、いわゆる有意義な活動ができるから良いのかもしれぬ。GWは買い出しも、家事も放棄してしまい、生活が破綻しかけた。いや、現状が破綻していないとは自信を持って言えないけれど。

 そんなGWでもせめてブログくらいは書けばよかったかもしれぬ。書きたいことはあった。しかし筆は動かない。こんなことを偉そうに書いてみたところで、世間一般からは当たり前のことを何を今更と言われるのが怖かったのだと思う。こう文字に起こしてみると大したことないように思えるが、悶々とベッドに転がる私にとっては大問題であった。畢竟今年の2月から始まった自分の信条への懐疑がひょっこりと顔を出したのだと思う。4月の末には克服したかのように思えたのだが、またぶり返したのやもしれぬ。

 こうした不安定さを克服するには、自分の信条を世間様にぶつけてみて、それのフィードバックを元に、信条を再構築するというのが良いだのだと思う。それは分かる。しかし、それを世間様にぶつけるのは怖い。今まで自分を支えてきたものが、一瞬で壊れる瞬間を見たくない。自分の心情がそんなに柔なものだとは思わない。ある程度、その信条に対して信頼はある。しかし、それが絶対的なものだとは思わない。自分を自分たらしめてきた信条が敢え無くな砕け散った時、私はどうすればいいのだろうか。なってみないと分からぬ。しかし、その時私は正気でいるのかーー

 

 自分の信条を世間様にぶつける絶好の機会として就活なるものがある。そこに飛び込めば、この不安定さを取り除く伝手が見つかるとは思う。しかし、怖い。世間と、現実と向き合うのが怖い。ただ、よくある就活全体に対する憎悪とは違うと思う。就活全体に向けて悪態をつくのは、天に唾すようなものだと思うし、通過儀礼として半強制的に自分自身に向き合わせるのはまぁ良いことだとは思う。ただ、自分が今まで信じてたものが壊れてしまうのが怖い。特に、自分は阿呆の楽観主義者であるから、世間とぶつかったら確実に負ける。負けるのが分かるなら早く負けてしまえばいいのだけど。阿呆の楽観主義者でも命は惜しい。いや、命までは取られないんだから、飛び込めばいいものを。

 

 こんな偉そうなことを言っておきながら、しうかつに失敗して、就職浪人にでもなっていたら笑ってください。

 

 

追記:酔鯨を飲みながら「邪神ちゃんドロップキック」を見ていたらどうでも良くなってきた。「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である」とはよく言ったものだと思う。所詮そんなものである。